山本巧次郎はDV男「武道の精神をどこかに捨てた」堺市殺人

山本巧次郎がDV行為を交際相手の大田夏瑚さんにしていたと、29日大田さんの知人から証言がありました。2021年頃から仲はこじれ始め、山本こうじろうが暴力的になって、別れ話に応じない中で堺市西区の殺人事件は起こりました。
大田夏瑚さんは山本巧次郎のDVによって4階のベランダから飛び降りたのでしょうか。
山本巧次郎がDV気質を育てていく原因となった剣道大会での挫折についてお伝えしていきます。

山本巧次郎がDV男になるまで・中学卒業までは剣道男子だった

山本巧次郎が大阪物療大学の3年生大田夏瑚（かこ）さんを刃渡り15センチの包丁で複数回刺し、現行犯逮捕された事件は8月26日の22時40分に起きました。
山本巧次郎の犯行現場は、堺市西区の津久野駅から徒歩数分の路上、大田夏瑚さんの住むマンションを出たところです。

現在の取り調べや、知人友人の証言内容を見ると、山本巧次郎が大田夏瑚さんに暴力を振るうDV気質の男だったのでは？という説が浮上しています。
23歳のそこそこイケメンがなんでそんな歪に？と謎ですが、山本巧次郎が親元にいた10代の頃がどうだったのか？という所から見ていきたいと思います。

山本巧次郎の顔画像・アカウントを調査する中で判明したことは、「山本巧次郎が剣道男子だった」ということです。

山本巧次郎の剣道の腕は全国大会に出るほどで、中３の年に地元貝塚市のPRビデオにも出演しています。
所属していた道場は、剣道界では名門の「三劔会（みつるぎかい）」でした。

山本巧次郎は随分長いこと剣道に打ち込んできたようです。
小学3年生（平成20年）の時にも大阪の剣道大会「第３８回大阪武道協議会少年少女剣道大会」に出場し、3位入賞という成績を修めています。

（漢字が違いますが、これは単純に誤字みたいです。）

また山本巧次郎は、小学校6年生の時には雑誌にも掲載されているようです。
ホームページ上では雑誌の中身は閲覧できませんでしたが、見出しに名前を発見しました。

剣道日本の中の見出し↓18ページ目に山本巧次郎の名前。

貝塚市の三劔会は歴史ある剣道の道場です。
創立は1972年ですから、もう50年も続いているんですね。
剣道の大会の記録を閲覧していると、どこの大会でも必ず三劔会の門下生の名を見られます。
指導には定評がある道場だというのは詳しくなくても分かります。

山本巧次郎が指導を受けていた三劔会ですが、「幼稚園から中学生の指導」をするスポーツ少年団となっています。
高校に進学したら三劔会の門下生ではなくなる、その直前に山本巧次郎に大舞台が用意されていました。

山本巧次郎は中学3年の3月、「第37回 全国スポーツ少年団剣道交流大会」に出場し、大阪代表として個人戦を戦いました。
最初にお見せした貝塚市のYouTubeチャンネルの映像はその前に撮られたものです。
大会前に、目指せ優勝！頑張るぞ！としているシーンがこちらです。

結果は……。
初戦敗退でした。

山本巧次郎がそれまで培った武道の精神や、剣道の指導を受けながら師匠に教わった大事なことを手放したのは、このタイミングだったんじゃないでしょうか。

山本巧次郎は浪速高等学校に進学しましたが、そこでは剣道部に入っていないようです。
2016年（山本巧次郎17歳）からTwitterを始めていて、その投稿内容を見ても「部活」の「ぶ」の字もツイートしていません。
浪速高等学校の剣道の記録にも山本巧次郎はヒットしません。

挫折をして傷ついて、もう二度とやりたくない……と思うようになったのか、自分の能力に見切りをつけたのかは分かりませんが……。
多感な時期にしたこの経験が山本巧次郎の心の奥底に残って、良くも悪くも自分自身への評価を左右するようになったのではないでしょうか。

「どうせ俺は何やってもダメなんだ」と思うと、行き詰まった時自暴自棄な行動をとりやすくなってしまいますから……。

DVをする人の根っこには、自信のなさと自己嫌悪があります。
自分には魅力がない、能力がない、と内心で思うから、相手の女性 大田夏湖さんを束縛してしまったり、過剰に疑って責め立てたりというDVに繋がります。

山本巧次郎のDVで夏瑚さんは別れようとしていた

山本容疑者は大田夏瑚さんとの関係を「交際していて同居中だった」と供述しています。
実際どうだったのか、山本巧次郎のTwitterアカウントとInstagramアカウントを特定したのが前回の記事です。

それによって判明したのは「過去付き合っていたことはあっても、夏瑚さん自身はもう山本巧次郎と関わりを絶とうとしていた」ということです。

簡単にまとめますが……。
山本巧次郎のインスタグラムのプロフィールがこれ。

このアカウントで山本巧次郎は「かこ」さんという名のアカウントをふたつフォローしています。
ちなみにフォロワーの中に、「かこ」という名の人はいません。

このアカウント、どちらも「三重と縁がある、かこさん」です。
大阪→三重とプロフィールに書いてあります。
（大田夏瑚さんの地元は三重）

もう一つのアカウントの「かこ」さんの画像は掲載しませんが、フォローとフォロワーに三重県の友達がいっぱいいるアカウントになってます。
実際のところは大田夏瑚さんのアカウントかどうかは分からないんですが、とにかく大事なのは……。

• 大田夏瑚さんらしい人物は誰も山本巧次郎のアカウントをフォローバックしていない
• 山本巧次郎のアカウントは新しく作り直したもの

山本巧次郎のいう通り交際中ならお互いフォローしあってるのが普通なのに、その気配がない。

つまり考えられるのは、①そもそも付き合ってなくて山本巧次郎の片思い②付き合っていたのは過去で、夏瑚さんは山本こうじろうを避けてる……という二つのケースです。

1. 大田夏瑚さんは山本巧次郎と付き合っていたけど別れて、自分のアカウントを削除もしくは山本巧次郎のアカウントをブロックした。
2. 山本巧次郎は前のアカウントを捨てて新しく作り直し、そのアカウントで夏湖さんらしきアカウントをフォローし直した
3. 大田夏瑚さんはフォローし返さずに放置していた

こういった状況だったんじゃないか、という推測をしたのが前回の記事でした。

山本巧次郎がDV男だったという証言

山本容疑者の印象について、よく知る人は……。

【山本容疑者の中学時代の同級生】
「すごくユーモアがあって、信頼って言うか面白いからみんながやってくるっていう感じだったのですごい人気者でしたね」

確かに高校時代のTwitterから友達も多く楽しそうにやっている様子が伝わってきます。
中学時代はそれに加えて、雑誌にも載ったことがあるほどの実力がある剣道の達人・日本男児な風貌のイケメンですから、漫画に出てくるヒーローの具現化ですよね。

DV気質のある人は「うまくいっている時は”自分に自信が持てるから”いい人」なんですよ。
周りから評価されて、好きな人と上手くいって、思い通りの状態なら、いい人でい続けられます。
距離が遠い人には自分の弱さを見せようとしないから、なおさら周囲からは評価され評判もいい。

距離が近い人ほど、DV人間の自信のなさを埋める踏み台にされやすいんです。
恋人なんて格好の標的です。
「俺の思う通りに振る舞って俺を安心させてくれ」「俺が自分を愛せない分愛してくれ」という身勝手な願望を押し付けられることになります。

近隣住民:
頻繁に部屋からドンドンドンという大きな音が聞こえていて、一度男性の怒鳴り声を聞いたことがあります。
部屋から大きな音が鳴り響き、怒鳴り声まで聞こえてきた日があったといいます。

太田夏瑚さんはそもそも山本巧次郎には「高嶺の花」です。
現実に足をつけて、地道にコツコツ夢に向かって努力できる夏瑚さんが隣にいたら、それだけで山本巧次郎にはしんどく感じちゃいます。

自分は夢や努力を手放して、頑張ってきた剣道も辞めて、毎日競馬とかスマホゲーム、トレカとかで時間を浪費して。何をしたらいいか、何をしたいのかも分からないまま生きてる。
釣り合わないのはわかってるけど自分のところにいてほしい。
そんなモヤモヤを大田夏瑚さんにぶつけていたんだと思います。

さらに、被害者の大田さんは知人に「悩み」を打ち明けていました。
大田さんの知人:
お酒飲んだらDVされるって言っていました。
頻繁にとかではないんですけど。でも最近は足に青あざがあったり、顔がちょっと腫れてたり。早く別れた方がいいとかは言ってたんですけど、でも依存しちゃってるのかなって言ってたりして。

また「2年前には二人はつき合っていた」という証言もあります。
2年前といえば、山本巧次郎が「好きな子とLINEする時……」という投稿をTwitterでしていた時期。

この頃に二人は付き合い始め、同棲を始めたのかもしれません。

2021年までは仲の良い印象だったものの、最近は揉めていたといいます。

2021年のツイートは「病みそうや」の一言ですよね。
やはり、あのtweetは大田夏瑚さんに対しての暴力が抑えられない、別れを切り出されて怒りが抑えられない、そういった心情で呟かれていたようです。

大田さんの知人:
もうちょっと時間があったら話を聞いてあげられたかなって。
それだけが申し訳ないです。

山本幸次郎は犯行時もDVをしていたか・「飛び降り」の謎

29日になり、新たな供述で山本幸次郎が「夏瑚さんが部屋から飛び降りた」といっていることが明らかになりました。

「（女子大学生が）マンションから飛び降りた」と供述していることが２９日、大阪府警西堺署への取材で分かった。女子大学生は肋骨(ろっこつ)や骨盤を骨折。現場近くの自宅マンションからは血痕が見つかり、同署が詳しい経緯を調べている。

刃物で刺され、パニックになった大田夏瑚さんが、とにかく逃げようとして４階から飛び降りたということでしょうか。
それにしても様々な憶測をせずにいられない状況です。

血痕は4階の被害者の部屋から続いていたことから、警察は山本容疑者が部屋の中で大田さんを襲った可能性もあるとみて捜査しています。

こんな状況証拠もありますし、4階からの血痕がずっと辿れるなら、飛び降りたという供述自体おかしいです。

• 骨折している事実→「飛び降りた」「落とした」どちらなのか？
  容疑者しか知らないのでハッキリしない
• 刺したのは落ちる前？あと？両方？
• 飛び降りが本当なら血痕は容疑者の包丁から落ちたものということ？
  そんなに滴るほど返り血を浴びるもの？

なんだか腑に落ちない事件です。

仮にも武道を修めたものが、竹刀を捨て包丁に持ち替えたこと。
刃物を持ち出したくせに自分の内面、殺意に無自覚だったこと。

幼い頃から指導してきた先生方、同門の仲間たち、家族や親族、友達……。
山本巧次郎の身勝手さが多くの方の顔に泥を塗り、失望させています。

保身の気持ちは捨て全てをありのままに供述してくれればいいのですが。

追記：山本巧次郎の出身地・貝塚市の土地柄

山本巧次郎が小・中学生時代に所属した「三劔会」の稽古場は、貝塚市の総合体育館です。
山本幸次郎の出身地もこの周辺である可能性が高いです。
貝塚市総合体育館は貝塚の中心地、貝塚市役所に隣接する建物ですね。

調べてみると貝塚市は自然と文化が豊かな、歴史ある街でした。
貝塚という名の通り、昔から栄えていた土地で、城や遺跡、寺院などの文化財にも恵まれています。その文化体験を活かして教育などにも力を入れているようです。

海に面した浜辺は「二色の浜」と名付けられ、大阪から一番身近な海水浴場として名所になっています。

貝塚市のお隣はだんじりが有名な岸和田市ですが、貝塚市も負けないくらいだんじりが盛んみたい。
山本巧次郎の和風な顔立ちと古風ないでたちに不思議とイメージが一致しますね。

貝塚市は、保育所・認定こども園の年度当初の待機児童がゼロ、医療費助成は18歳までなど、安心して子育てできる環境が整っています。他にも日曜がん検診や保育付がん検診といったように、働きながらでも子育てしやすい検診が充実しています。
さらに、水道料金は泉州地域で最も安いんです！
住みやすさ抜群！『貝塚市』

山本巧次郎が育った土地が古風だからDVするんだ！……なんて短絡的な結論に結びつけるつもりはありません。

そもそも山本幸次郎の実家が今も貝塚市かどうかはわかりません。
Twitterのやりとりや投稿からみると、どうも和歌山県の方にも縁があるようですしね。